今野整骨院のご案内
大谷今野整骨院 |
〒337-0014 |
埼玉県さいたま市見沼区大谷1689-2 |
アクセス |
東武東上線「七里駅」から徒歩15分 |
駐車場:4台 |
048-686-5806(FAX同) |
受付時間及び休診日 | |
平日 | |
午前 | 8:30~12:00 |
午後 | 15:00~19:00 (火・木は19:30まで) |
土曜日 | 8:30~13:00 |
休診日 日曜・祝日 |
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- 当院について
院長紹介
- ■経歴
- 1977年 拓殖大学卒
- 1980年 帝京医専柔道整復科卒
- 在学中(1977年)から東大宮 今野整骨院勤務
- 1982年 大谷 今野整骨院開業
- ■所属・学会
- 公益社団法人 埼玉県柔道整復師会員(http://www.saisetsu.or.jp/)
- 日本柔道整復・接骨医学会 認定柔道整復師
- 日本抗加齢医学会員
- 介護保険機能訓練指導員
- 元さいたま市地域支援事業「元気回復トレーニング・運動教室」講話担当
- ■特技
- 国際松濤館空手連盟弘道會 参段
- 講道館柔道 参段
- ■表彰
- 社団法人埼玉県接骨師会設立60周年記念式典「学術貢献感謝状」受賞H21・2
- ■研究論文提出・発表実績及び症例累計数
- ①埼玉県接骨師会学術研修会(8編)
- ②関東柔道整復学会(山梨・栃木)
- ③日本柔道整復・接骨医学会(札幌)
- ※骨折・脱臼症例累計数:1000例超
- ■生涯学習
- 1982年以来 生涯学習を積極的に実践し、慶応大学病院関連外科医院にて整形外科中心とした臨床学を研鑽。特に「中高年の膝痛」の研究に関しては今後一生の課題とし、患者さんのお役に立てるよう一層勉強・スキルアップに努めていきたいと思います。また地域では長年にわたりコミュニティーセンター・自治会館等で、健康セミナーを開催し、「百寿者のライフスタイルに学ぶ」等と題して、これまで50回超の講演をさせて頂きました。これからも末長く地域貢献を積極的に取り組んでいきたいと思います。
研究コラム
- 研究コラム
☆医療面接の重要性を考える
患者さんの7~8割は問診(主訴・現病歴・家族歴・患者背景等を傾聴)及び身体所見の情報だけで鑑別判断でき、問診の精度を高めれば95%は検査なしに診断できる。検査が診断に寄与する割合は1割前後であり、意外と低い。
*昔の医者は自分の五感をフルに使って診断した。
(元国立大学教授 総合診療医のコメント)
☆高齢者の運動器トラブルによる痛み
痛みの誘因は疾患進行度(加齢現象)より、むしろ日常生活における身体活動量(動き過ぎ)による影響の方が大きいといわれている。
☆ルーの3法則(無理なく運動)ドイツ
1) 使わなければ退化・萎縮する
2) 使い過ぎれば故障・不調を招く
3) 適度に使えば発達・進化する
☆養生に勝る薬なし(高齢者にとって薬は諸刃の剣である)
・高齢者の薬は服用の仕方によって、効果より副作用が起こりやすくなる。
・『トラック一台分の薬より、一台の自転車』ドイツ
・『薬も過ぎ足れば毒と為す』
・世界の薬の約20%を日本人が消費している。
・世界の約30%のCT・MRI装置は日本に設置されており、放射線検査による発ガンリスク(医療被曝)は世界一と言われている。
・高齢者にとって歩くより自転車の方が運動強度高く、膝・腰に優しい。更にバランス能力アップにも有効である。(二輪車より三輪車がおすすめ)
・自転車はインナーマッスルを鍛えて転倒防止に有効であり、膝への負担は体重の30%しか重力がかからない。
一方、歩行では着地の際、体重の2~3倍の体重がかかる。また腰部脊柱管狭搾症の患者さんにとって自転車
(前傾姿勢をとる為)は楽で、間欠跛行による痛み、しびれ等は一時的に治まる。閉じこもりになることもなく生活活動範囲も維持される。
・ママチャリでのサイクリングを通常の早さで行うと、ジョギングをしたと同等のエネルギーを消費する。
☆運動能力≠健康度は決して正比例しない
・トップアスリートは短命といわれている(活性酸素とストレスなどの問題が影響)
・百寿者は超高齢期になっても“よい習慣・生活術”がしっかり身に付いており、体内時計も寸分違わず日々刻み続けている。
・『牛乳を毎日飲む人より、それを配達する人の方が健康である』ドイツ
☆究極のながら体操・家事を一生懸命やれば、立派なエクササイズ!(ちょこまか運動は、健康寿命の延伸に繋がる)
・NEAT(運動以外の生活身体活動によるエネルギー消費量)のおよそ30%は仕事・家事業が占め、約60%は基礎代謝量である(生活活動も運動の代わりになっている)
・『人は歩みを止めた時、挑戦をやめた時、老いが始まる』
・『新しいことを創めることを忘れない限り、人はいつまでも 若く生きることができる』マルティン・ブーバー(オーストリア)
・「人生には賞味期限がない、いくつになってもいい味を出せる」
☆『リハビリに休日なし』元初台リハビリ病院初代院長:石川 誠
(元サッカー日本代表オシム氏や長嶋茂雄氏掛かった病院)
・『リハビリに近道なし』・・・日々の努力は嘘をつかない
・『流水不濁』『忙人不老』中国
・『リハビリ1日休めば取り戻すのに3日かかる』
・「オリンピック選手一日にして成らず」
☆高齢者の転倒について
前方への店頭は筋肉低下によるもの。後方・側方への転倒はバランス能力の低下。80歳代のバランス能力は成人の3割程度しかなく転んで倒れるリスクが高くなる。
とくに鍛える筋肉は次の3つが挙げられる。
1)大腿四頭筋(膝の守り神)
2)中殿筋(転ばぬ先の中殿筋)
3)内転筋(沈黙の筋肉)
☆養生訓(貝原益軒:江戸時代の儒学者1630~1714 84歳、当時の平均寿命は3~40歳代)
→300年前に書かれた養生訓は予防医学の先駆書であり、江戸時代から読み継がれている不朽の生活啓蒙書である。
『養生の道は中を守るべし』・・・何事もほどほどが大事
『人の命もとより天にうけて生れ付たれども、養生よくすれば長し。養生せざれば短し。然れば長命ならむも短命ならむも、我心のままなり』・・・長命か短命か、その運命を決めるのは自分の心掛け次第ということ。
☆よい習慣は才能に勝る
・イチローが大リーガーとして成功したのは「能力」ではなく、「習慣」によって導かれたものであって、地味に努力する天才であったからであろう。
・『病気治しは癖直し』・・・よい習慣がその後の人生を成功に導く
☆笑いは人間だけに与えられた「最大の保健薬」しかもタダ、副作用はただ一つ「笑いジワ」だけ
☆筋力低下率(65歳以上の人が対象)
・病気・ケガして安静臥床した時
1日→1~3%、1週間→10~15%、1ヶ月→およそ50%
・失った筋力・体力回復に要する期間
1日→1週間かかる、1週間→1ヶ月かかる、1ヶ月→1年かかる
☆膝・腰に問題を抱えている人へ水中運動がおすすめ
・プールでの体重負荷
水の深さ膝でしたら→30%カット
腰でしたら→50%カット
胸でしたら→70%カット
肩まで浸かったら→体重1/10になる
・柔軟性の欠如が腰痛悪化をもたらす最大の要因である。
・身体が硬いと太りやすい→高齢になると身体の柔軟性(筋肉弾力性)は20歳代に比べて70歳代はおよそ30%低下する。(身体が硬いと→楽な動作ばかりする→筋肉の活動力が少なくなる→弛みやすくなり代謝が落ちる→肥満を誘発する)
☆魔の腰痛スパイラル
・慢性腰痛(一部心因性)→不安・怖れ→安静(動かない)→血行不良・筋肉低下→更に痛みが増す→痛みセンサー(脳の側坐核システム低下が悪循環を生む)→過敏反応→誤作動を起こす→ストレスを感じやすくなる→心因性腰痛に繋がる。
(約20年前から精神的ストレスが腰痛を引き起こすといわれている)
*解決法1)徐々に軽めの運動をする(馴化運動)
2)生活を見直す
3)考え方を治す(痛みにこだわらない→痛いからダメではなく痛いけどまだ大丈夫・身体のことばかり考えない)
・MRI撮ると腰痛が全くない(無症候性)人でも椎間板ヘルニアが約30%見つかる。60歳以上の人では腰部脊柱管狭搾症約20%見つかる。
☆こむら返り(有痛性筋痙攣・筋クランプ)について
(65歳以上の約50%の人に起こり、そのうち40%は週3日、5~10%は毎晩)→筋肉量が20歳代に比べて30~50%減少するので、体内水分保持量も低下する。さらに最大の熱産生器官としての機能も低下するため、低体温気味で夜は足も冷えやすい。
*主な要因:①下肢への疲労蓄積
②下肢への血行障害
③下肢への筋の冷え
④脱水や下痢(体内の電解質の乱れ Ca、Mg、kの減少)
*予防と対処法:
・お風呂上がり、就寝前に十分な下腿のストレッチ
・就寝時の膝枕または抱き枕を利用
・寝る前の十分な水分補給
・予防的内服薬(漢方薬:芍薬甘草等 シャクヤクカンゾウトウ)
・発作時はあわてずゆっくり足先からふくらはぎにかけてストレッチ
(辛いながらも立って足踏み・少し歩き回ったり、踵を直接巧打したり刺激を加えることもひとつの手)
☆病気と性格傾向性との相関関係
◇心臓病・脳卒中に罹りやすいA(攻撃型)タイプの人
1)気が短くて、よくカッとなって怒る人
2)競争心が強くて負けん気の人
3)人がゆっくり物事をしているとイライラして腹が立って仕方ない人
4)社会的評価を気にする人
*真面目で几帳面で義理堅く、また積極的で行動的で興奮しやすく、仕事一筋の人
◇B(楽天的・グズグズ型)タイプの人
図々しく、図太く、逞しく、いい加減、大雑把な人(*人生の成功者に、この傾向性が高い /脳天気な人ほど長生き)
◇ガンに罹りやすいC(落ち込み型)タイプの人
1)内向的に感情を表現する人
2)深い孤独や絶望をもった人
3)恨みを自分で抑えている人
4)決断力がない人
5)家族関係がよくない人
6)幼少期に深い悲しみの体験をもった人
*進行度が早い人:ガンを認めず、自分の感情を表さず、常に全てに不信を抱いている人
*進行度が遅い人:明るい性格で、開けっ広げな人、楽天的でファィトがあり、生きがいのある人
◇認知症になりやすいタイプの人
1)自己中心的でガンコな人
2)すぐ腹を立てる短気な人
3)友人の少ない人
4)ユーモアの心のない人
5)物や金に執着して、人を信じられない人
◇認知症になりにくいタイプの人
1)活字に親しんでいる人(脳トレ)
2)くよくよしない人(楽天的)
3)利己的でなく、世話好きな人(献身的)
4)感動できる豊かな人(人間味)
5)生きがいを持っている人(好奇心旺盛)
6)話し相手がいる人(社交的)
*認知症→85歳以上の4人に1人、また100歳以上の人の8割は認知症という統計がある(扁桃体の反応と海馬の萎縮が関係)
・ヒントがあると思い出す:物忘れ
・ヒントがあっても思い出せない:認知症
1)血管性認知症30.1%(意欲の低下・感情のコントロールが難しい)
2)アルツハイマー病43.1%(物取られ妄想など)
3)レビー小体型認知症(幻視が特徴)
4)前頭側頭型認知症(ピック病:反社会的行動・万引きを繰り返す)
*認知症類似疾患:老人性うつ病、甲状腺機能低下症、低栄養によるビタミンB1、B12欠乏症
特発性正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、多剤併用による副作用など
◇現代医学の矛盾を探る「木を見て、森を見ず」
#1:検査データを診て、症状を診ず
#2:臓器を診て、全身を診ず
#3:病気を診て、人を診ず
*本来医者は病気を診るだけでなく、患者さんをまるごと診るべきである。家庭、職場、地域での立場・背景を考慮し、医療面接・身体診察・臨床検査・画像診断などを基に、投薬・外科手技治療などを施す。更に生活全般に亘って改善を含めたアドバイスすることが最も重要である。そのうえで患者さんの人生に寄り添い支えていくことができればロールモデルとしてふさわしい医者像といえよう
*五感・第六感(直感)を研ぎ澄まし、身体の発する異常サインを早めに察知しょう→「どうもいつもと違う」という自分の直感が捉えた身体の変調は、どんな精密な検査より遥かに病気の感度において優れている。つまり診断の最も有効な情報は、自分自身がもっている。(日野原重明)
◇うつ病に罹りやすいタイプ:几帳面、生真面目、融通性がなくて、生活に遊びのない人
→しかし、最近の研究では心が強い弱いは関係ない、誰でも罹るといわれている。
*関わり・接し方:一方的叱咤激励は禁物、優しい励ましは可である。同苦・共感・傾聴を重ねながら、長い目で見守ってあげる。慈愛と揺るぎない信頼関係が大事→大丈夫!必ず良くなるよ!取り敢えずできることからやってみよう!
*日本は薬物偏重の傾向が7割を占める。一方、欧米ではカウンセリングが重要視されている。
*抗うつ薬、抗不安薬、眠剤、安定剤などによる服薬による治療から始まる。薬による治療は回復を早め、脳内の神経伝達物質の働きを正常化させる。効果が現れるまで2~3週間ほど掛かる。但し、副作用が現れることがある。口の渇き、便秘、吐き気、眠気及び当初、不安感や焦燥感が強くなることもある。
*心のエクササイズ(拘りを捨て、開き直りが決めて)
1)他人の目を気にする生き方を捨てて、自分の良さ見直す
2)何でも喜びを発見する生き方
3)全てに、八分目のゆとりある生活を心掛ける
4)童心にかえって、家族を縛っている価値観を砕く作業を何でも話を打ち明けられる仲間意識を持つ
5)日記やメモで、自分の物事の受け止め方を冷静に見つめ直す
6)生活リズムを整え、自分に合った内容のスポーツ(有酸素運動)を続けてみる
◇パーキンソン病(ドーパミン神経伝達物質の減少)の主な症状 (4大症状)
1)姿勢保持障害(転びやすくなる)
2)動作の緩慢(動きが遅くなる・2つの動作を同時にできなくなる)
3)手足の震え(安静にしていると)
4)筋肉のこわばり
・ 痛み・表情の変化が少なくなる(仮面性顔貌)
・ 意欲・快楽値の低下
・ 嗅覚障害・味覚障害・レム睡眠障害・行動障害
・ 前傾姿勢による小刻み突進型歩行が見られる
◇若さの秘訣(かきくけこを実践)➣若さは「情熱量」で決まる
か→感動する
き→興味を持つ
く→工夫する
け→健康
こ→こうありたい(憧れに対して前向きに挑戦・努力)
*若く見える人:気が若い、好奇心が旺盛な人、定期的に運動している人、姿勢のいい人、物事を前向きに考える人
*老けて見える人:悲観的・否定的に考える人、物臭の人、運動嫌いな人、姿勢の悪い人
◇心身の健康法「一十百千万」の実践
・1日に 「一」回、自分を褒める
「十」回、腹の底から笑う
「百」回、深呼吸する
「千」字、書くまたは、千字音読でもいい
「万」歩、一万歩目指す
◇モチベーションアップ フレーズ
・ 流石だね!
・ 大したものだ!
・ 感心だね!
・ 凄いね!
・ 素晴らしい!
・ 惜しいもうちょっとだね!
・ まだ遅くない!
・ 君ならきっとできる!
◇マインドシフト(プレシャス ワード)
・ もうではなく→まだまだ
・ 今更ではなく→今から
・ どうせ…だからではなく、でも…だってではなく→きっと良くなるよ!
まだまだ大丈夫遅くないよ!
◇行動心理学(D言葉の多い人またはS言葉の多い人)
・「D言葉」とは、「でも」「だって」「どうせ」「ですから」などを頻繁に使う人は日頃から不平不満が鬱積、相手や周囲の人を不快にさせる
・「S言葉」とは、「承知しました」「失礼しました」「すいませんが…」などSから始まるのは、相手と自分との会話の流れを円滑にしてくれる
◇中高年運動器障害の主な呼び方
・ ロコモ:運動器症候群
・ フレイル:心身虚弱症
・ サルコペニア:筋肉減少症
・ MEDS:運動不安定症
・ 廃用性症候群・生活不活発病
*50歳過ぎると7割以上の人がロコモの怖れあり、一つの運動器の状態が悪くなる と連鎖的に影響が出てくる
*下半身の筋肉は上半身の3倍の速さで衰える
20歳代に比べて70歳代になると下半身40%⤵ 上半身14%⤵
*ぎんさん曰く「掃除・洗濯・ゴミ出し・布団干しなど家事が筋トレになる」
*内海桂子師匠曰く「老化現象を論ずるより老化防止の廊下拭き」
◇リハビリの心得 ◇リハビリマインド ①自分の努力
②希望は少なめに
③疲労は避ける
④年齢を考える①あきらめない心
②元気な心
③謙虚な心
◇身体の硬い(筋肉弾力性不足)人は肥満と腰痛持ちになりやすい
・身体が硬いと楽な動作ばかりする→筋肉の活動量が少ない→弛み易くなり代謝が落ちる→肥満を誘発
・身体が硬いと疲労物質が溜まりやすくなる→血管もカチカチになり血行障害起きる→筋緊張・硬結を併発→腰痛を誘発
*高齢になると身体の柔軟性は20歳代と比べて70歳代ではおよそ30%低下する といわれている。
*寝相の良い人は腰痛持ちが多い→腰痛の人は腰以外の筋肉が硬いため、寝返りうたなくなる。一般の人は一晩に平均24回ぐらい寝返りをうつが、腰痛持ちの人は10回前後と少ない。
*元気な子どもほど寝相が悪い(成長ホルモン、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(熟睡)、新陳代謝などが関係)
◇成長痛(下肢通・反復性四肢痛):夜間痛訴える子供3~10歳に好発する 典型的な症状としては、昼間の活動が疲れて眠くなった夜などに、太もも、膝から脛にかけての痛みを訴え、朝には痛みが引いていることが多い。疼痛過敏傾向は兄弟の中で、長男と末っ子に多い。長男はストレス関与し、末っ子は甘えが関与するといわれている。これを医学的に神経関節炎体質児という。
◇心肺蘇生法CPR
倒れている人がいたら、肩を軽くたたきながら、大声で呼びかける(意識確認) 反応が無い時は、119番とAED(ABC+D)
A-Airway(気道確保)
B-Breathing(人工呼吸)胸骨圧迫30と人工呼吸2…省略可能
C-Circulation(胸骨圧迫)心臓マッサージ
D -Defibrillation(除細動)
*窒息、溺水、小児の心停止などの場合は人工呼吸を組み合わせることが望ましい
◇心臓病予兆(心臓3大症状:胸痛、息切れ、動悸)
・ 心臓のドキン、ドキドキ:不整脈
・ めまい、失神:不整脈、
・ 胸が痛い違和感、圧迫感:狭心症・心筋梗塞・不整脈、
・ だるくて疲れやすい、動悸、息切れ:心不全(弁膜症など)
* 階段・坂道などで息切れ、
* 朝、あるいは1日中足がむくむ
リスクファクター:
1)高血圧、2)肥満(メタボ)、3)糖尿病、4)脂質異常症(悪玉コレステロールが高い)5)高尿酸血症(痛風)、6)ストレス、7)喫煙
◇脳卒中APOチェック(FASTの実践):脳梗塞57%、脳出血32%、くも膜下出血11%
(食生活の欧米化に伴い、脳出血と脳梗塞患者罹患数統計の逆転現象が1974年(昭和49年)に起きた)
F(face):顔「イー」と言う
A(arm):片方の腕が上がらないもしくは上がってもそのまま止められない(目をつ ぶって、手のひらを上に、両手を挙げる)
S (speech):言葉の障害/短い文章を話す、例えば「今日はとてもいい天気ですね」
T(time):時間を空けず(救急車)急いで病院へ
*医療機関への迅速に搬送
・ うとうとした状態が続き、呼びかけなどにぼんやりとしか応じない
・ 吐き気や嘔吐を繰り返す
・ 体の動きが鈍くなっている
・ 話す内容のつじつまが合わない。言葉がはっきり話せない
・ 痙攣を起こす
・ 鼻や耳から液体(髄液)が出ている
◇運動器外傷の応急手当First Aid→PRICES
P Protection:保護
R Rest:安静
I Ice:冷却
C Compression:圧迫
E Elevation :挙上
S Stabilization/support:安定・固定
*その後の日常生活管理が完治時期を左右する
◇変形性膝関節症OA(日本人の9割程度はO脚傾向、その中でおよそ65歳以上の80%女性)
荷重度:
・ 歩くと体重の3倍かかる
・ ジャンプすると3~6倍かかる
・ 階段降下時5倍かかる
・ 正座⇒立位時は7倍かかる
進行度:
1期:膝のこわばり・違和感(初期)
2期:伸縮が難しい
3期:歩くと痛い・水が溜まる(中期)
4期:階段の昇降・正座がきつい
5期:歩行できない(末期)➣人工関節置換術TKA適用
◇椎間板の負荷圧力度
・ 寝ている時を1とすると
・ 立っている時は1.3
・ 椅子に腰かけている時は2.0
・ 胡坐の時は2.2
・ 前屈の時は4.0
・ くしゃみした時は2.4
◇背臥位になっても、身体の重さの7割以上が腰にかかる
・ 頭部:8%
・ 背部:33%
・ 腰部:44%(内臓の重さが影響)
・ 下腿:15%
◇薬問題 第二弾→クスリ(薬)は服用の仕方によってはリスク(危険)を伴う
・ 副作用のない薬は存在せず
・ 「薬を10錠飲むよりは心から笑った方がずっといいはず」アンネ・フランク
・ 皮肉なエピソード→「処方される薬を減らされたところ、寝たきり病人が元気に歩き出した」
・ よい笑いは人生の清涼剤である ゲーテ
・ サプリメントや薬より、生活リズムを整える方が遥かに大事である
・『医者が何でも治してくれる』『病院に行けば全て解決してもらえる』と考えるのは患者さん幻想に過ぎない。
医者や薬に対して、過剰の効果・期待を持たないこと→治療行為には100%はない。
・各種検査を受けたとしても、生存期間が延びたという報告はない/医療は‟不安”産業である→医者の言動によって不安に掻き立てられ、
その結果過剰診療に振り回される。対処法は医療ルートに誘導されたりしないように自分自身が賢くなること
・ 医者選びも寿命のうち(セカンドオピニオン・サードオピニオンは今日の常識、但し、ドクターショッピングは論外)/無闇な病気探しは
病院の餌食(皮肉なことに病院によく行く人ほど、薬や治療で命を縮めたという報告がある→医原病によるもの)
・ 医者の言われるままになってはいけない「仰せごもっともです」と言った盲従になってはいけない!→飼い馴らされた羊のようになってしまう
・ あらゆる治療行為にはおよそ30%プラセボ(偽薬・期待値)効果があるといわれる。
新薬承認(厚労省薬事審議会)は臨床試験などでおよそ60%効果あると認可される。
そのうちプラセボ効果が30%あるので、新薬・実薬は差し引いてなんと30%になる。
・ 病気の7割は自分で治すことができる
◇子どもロコモ(運動機能不全)について
ロコモ(ロコモティブシンドロームの略)とは、年齢とともに足腰が衰えて移動能力が低下し、進行すると寝たきりになるリスクが高い状態を意味する。近年、スマホ・ゲームの普及や、外遊びの減少などにより、子どもの体に異変が生じている。体が硬い、バランスが悪いなど、子どもの運動器機能が低下しており、この状態が運動器機能不全または子どもロコモと呼ばれている。
・ 子どもロコモチェック
1)開眼片足立ちがふらつかずに5秒以上できない
2)しゃがみ込めない(途中で止まる/踵が上がる/後ろに転ぶ):和式トイレが苦手
3)肩が垂直上がらない(万歳スタイルができない)
4)体の前屈で、指が床につかない(長座体前屈同様、足指先が掴めない)
→上記チェック項目の中で、一つでも当てはまれば「子どもロコモ」の疑いがある
*子どもの運動器の機能を改善するポイントは
①姿勢のよさ
②肩関節と股関節の柔らかさ
③手足と指の関節の柔らかさ
*昔の子どもは、多様な外遊びを通して体を満遍なく動かし、体力・しなやかさを自ずと養ったものである。今の子どもにはその機会が極端に少なくなっている。
*スポーツでは、得意な種目に関しては長けており筋力、持久力、技術面などは申し分ないが、決して万能ではない。
体が硬く、バランスが悪いため 多彩な動きが苦手なところもある。
◇最近、世間で注目を浴びている現代病について
・医原病:医療行為が原因で生ずる疾患のこと(医者選びも寿命のうち)
・夫源病:夫の言動が源になって、妻の身体に引きおこされるストレス病気 (主人在宅ストレス症候群)
・面倒臭い・億劫・後回し病:加齢に伴い気力・体力が減退する為、やる気スイッチがなかなか入らなくなる
・日常生活症候群(ADL syndrome/ イベントシンドローム):高齢者の運動器トラブルによる痛みは日常生活における一気な動き身体活動量の影響が大きい
☆長寿の秘訣を学ぶ
◇長寿研究のバイブル「ブルーゾーン」:ダン・ビュイトナー
*5つの長寿地域
1)沖縄
2)ニコヤ半島(アメリカ)
3)ロマリンダ(アメリカ カリフォルニア州)
4)イカリア島(ギリシャ)
5)アルジニア島(イタリア)
*世界の長寿地域「9つの共通点」
1)自然に動くこと(やたらと、NEAT(運動以外の日常生活活動量)が高い)
2)腹八分目(よく働き、よく食べ、よく眠るというライフスタイルが普通)
3)植物性食品をよく食べる
4)赤ワインを飲む
5)目的意識(生きがい)を持つ
6)ストレスを取り除く
7)所属する(信仰を持っている)
8)家族を最優先する
9)人と交流する(ソーシャルネットワーク:連帯意識・人との繋がり)
*長寿は家系・遺伝の要素は30%、残りの70%は本人の努力、生活態度や周囲の環境・支えが影響する。つまり本人の心掛け次第ということ
*よい生活習慣が高齢期までしっかり身についている
*ご機嫌な人ほど長生きできる(好奇心旺盛・奉仕活動旺盛・生涯現役)
*「熱意を失った人ほど 年老いて見える」ソロー
*「青春とは人生のある時期をではなく、心の持ち方をいう」サミュエル・ウルマン
*「人生いつまでもチャレンジ」三浦雄一郎
◇「長寿と性格」ハワード・S・フリードマン/レスリー・R・マーティン
*男女約1500人を80年間に亘って追跡調査・研究
「なぜ、あの人は長生きなのか?」…突き詰める!
1)誠実・勤勉性
2)社会的ネットワークの広さ
3)身体活動
4)生涯現役・生涯学習
(注釈:久保 明)
上記4項目を兼ね備えた性格傾向性の人が長寿と結びついていると解明された。
☆柔整師の業務範囲についての一考察
・医科では肩こり、腰痛、筋肉痛などを慢性疾患として取り扱っている。柔整ではそれらを亜急性損傷と認知し取り扱う。
・亜急性外傷・損傷とは、亜急性期(急性期、亜急性期、慢性期という風に受傷からの期間によって分類)の外傷という意味ではなく、外傷を起こす原因として急激な外力により起こる急性に準ずるもので、軽度な外力でも反復や持続した外力により、急性外傷と同様に軟部組織などの損傷がみられる外傷を指すものをいう。
(栃木県柔整師会http引用)
このように未だ見解・解釈相違が存在することは否めない。
*下記の例は一種の捻挫を起こした状態と解釈される類似損傷である。
・手首の腱鞘炎→同一で軽微な反復的自家筋力作用が加わって起きた機械的損傷と捉える。
・過労性腰痛→過度の持続的負荷によって生じた微小筋膜損傷が幾重にも重なり、それが誘因となって筋緊張・硬結を呈したものと捉える。
*患者さん自身が受傷日・受傷時間の自覚・認識が薄いのが現状である。しかし、柔整師側が原因・時期を精査聴取すると必ず心当たりにヒットする。いくつかの誘因が相俟って、新たな顕微鏡学的微小生体損傷が2次的に加わったことで再燃・影響し合う。そのなかには臨床症状が突如発症するものと、徐々に症状出現してくるものとがあり、のち、経過とともに再認識される(柔道整復学・理論編 南江堂 2009 参考)。
参考資料・引用文献:コラム文章構成の特性を鑑み割愛
1)各httpから一部抜粋
2)各書籍から一部抜粋
3)大手新聞の記事から一部抜粋